10時間の飛行機内、時間潰しのために、
戦国BASARAを買ったのです。(まだ無双もクリアしてないのに…)
とりあえず、
操作性の違いにトマドイ☆
政宗紹介文の『異国語を扱うクールガイ』に吹き出し☆
政宗の体の大きさにビックリ☆
ビジュアルに悶絶☆(六爪流すんげぇカッコイイ! でも出し方分からない。)
『奥州筆頭 伊達政宗、推して参る』に鼻血☆
よく分からないまま、分からないなりに、□ボタンだけで、
政宗・幸村・かすが・お市の『普通』をクリアしました。
でも『難しい』の政宗、飛躍的に難易度が上がって、
第三章から進めません(失笑)
アナログパッドめ…。親指が痛いじゃないか。
かすがが可愛い。
ビジュアル的には、BASARAの方が、お市・蘭丸は好きかな。
でも、BASARAをやっても、政宗はにゃんこにしか見えませんでした。
(たぶんもう病気)
ところで、EUの方には、歴史的騎馬像が多いですよねー。
どっかの王様、とか、どっかの家の領主、とか。
政宗への愛を試されている気分になりました。
(↑ どの辺が?と冷静にツッコミしてくださる方、募集中)
無駄話をしましたが、「つづき」より無双の幸政です。
徳川軍で大阪城をクリアするときのお話。
おばかな感じ炸裂です。
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すべてお見通しだ!
大阪城・夏の陣。
豊臣の、死力を尽くした戦い。
先陣を切るのは真田幸村。
緋色の衣を纏い、鬼気迫る勢いで一人、徳川の軍勢をなぎ倒していく。
「…出るぞ、孫市。準備いたせ。」
「いいのか政宗?本当に幸村と戦っても?」
「天下は徳川のものとなったのじゃ。豊臣は、あるだけ混乱の火種になる。
民を思えば、このような無駄な戦、早く終わらせねばならぬ。」
意を決した、強い光を宿す政宗の隻眼は、
鋭く孫市を貫いた。
(本当は、幸村を死なせたくないって顔、してるのにねぇ。
うちの龍は本当に、アマノジャクなんだから…。)
ふっと息をつき、孫市は政宗の頭をくしゃりと撫でた。
「じゃ、幸村のバカを止めに行こう。俺は裏から回る。」
「わしは正面から当たる。」
二人軽く頷き合い、それぞれ軍馬に跨り出陣した。
「幸村!このような無駄な戦は止めよ!私情は捨てるのじゃ。」
「……できません……これが…この形でしか、
わたしには、己の生きた証を残すことが出来ないのです。」
真田丸で、幸村とくのいちと対峙する政宗。
くのいちを難なく退け、幸村の槍と政宗の刀が交わり、火花が散った。
甲高い、耳障りな音が、戦場の中でもやけに耳に響く。
一合、また一合と切り結ぶ幸村の槍からは、『退く』という選択肢が感じられなかった。
「…馬鹿め…」
政宗は、悔しそうに唇を噛み、その眉目を顰めた。
「不器用な男じゃ、真田幸村!
ならばわしはこの戦を止めるため、お主を倒す!!」
力では劣る政宗は、一瞬歩を退き、幸村の槍をかわす。
かわしながら刀を一閃し、幸村の体勢を崩すと、腰から愛銃を抜き取り、発砲した。
「…っぐっ……!」
鉛玉の衝撃に、幸村は膝を付いた。
致命傷は与えていない。鎧の強い部分を狙って撃ったからだ。
「一端…退きます…」
真っ直ぐに政宗を見つめる幸村。
その幸村の視線を受け止めながら、
政宗はこのまま、幸村が再戦を挑んでこなければ良い、と思っていた。
そして、合戦は終局へと向かっていく。
徐々に徳川軍が押し始め、大阪城へと迫っていったのだ。
豊臣の武将は次々と討ち取られ、討死していった。
そんな中、政宗は幸村の首級が上げられないことだけを祈っていた。
「大阪城へ突入せよ!!」
「秀頼の首をあげるのだ!」
口々に他の武将達が叫び、大阪城目指して馬を、歩を、兵を進めていた。
―――数刻後
「あのぉ…政宗殿…?」
「なんじゃ幸村。ちょろちょろとついて来おって。わしは忙しい。」
目の前の敵をばっさばっさと切り捨てながら、
政宗は背後の幸村に視線すら投げかけない。
「その、そろそろ、最後のミッションが発令されてから、20分経ちますし。」
「それがどうした」
「合戦が始まってから、30分以上経ちますし。」
「だから、それがどうしたのじゃ?」
「1ステージ、90分制限ですしね?」
「あぁもうごちゃごちゃと五月蝿い奴じゃの!
言いたいことがあるならハッキリと言わぬか!!」
こういったやり取りをしながらも、政宗は刀を振るい、愛銃を発砲し、鮮やかに跳躍する。
次々と足軽たちが倒れていき、撃破数も間もなく1000人に達しようとしていた。
「ですから!そろそろ大阪城に入ってはいただけませんか!!!」
「いやじゃ!」
即答する政宗。
「幸村、お前、そういってわしを大阪城におびき寄せ、
くのいちを使って城に閉じ込めたところで、家康公を襲うつもりじゃろう?」
「…なっ…なぜそれをっ!」
「ふっ馬鹿め!このステージ、もう3回目じゃ!!わしとて学習するわっ!」
「そんなっ!!!」
顔面蒼白になり、その場に崩れ落ちる幸村。
「大阪城に閉じ込めた後、わき目も振らずにわたしに走ってきて下さる政宗殿の、
その愛らしさを今日こそ"むーびー"に収めたいというのに!!」
「大馬鹿者め。そう易々と思い通りになどなるものか!」
「政宗殿~!!」
泣き、縋る幸村に、政宗はきわめて艶やかな笑顔を向けた。
「じゃが…そうだの…あんまりにもお前が哀れじゃ。
時間も時間じゃ。そろそろ終わりにしてやっても良い。」
「それは、まことですか政宗殿!!」
政宗の一言に、ぱっと表情を輝かせ、幸村は体を起こした。
その間にも、政宗はまた一人と斬り伏せる。
「あぁ。ただし、今この時、この場所でなっ!!」
「えぇっ?!」
瞬間、政宗の体が七色に発光した。
「えっ…えぇぇえぇええーぇえーーー!!」
「見ておれ!わしは竜ぞ!!天下を掴む!!!」
哀れ、幸村の悲鳴も虚しく、
千人斬りを達成し、フィーバー状態となった政宗に、一瞬で沈められた。
「幸村も倒したことじゃ。そろそろ大阪城へ向かうぞ、孫市!」
「…政宗ぇ…俺はあんまり、こういう事言わないほうだけど…
今のお前、ちょっと鬼畜だった…。」
意気揚々と大阪城へ馬首を向ける政宗に、
幸村を哀れと思ったのか、孫市がそっと呟いた。
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