忍者ブログ
日々の徒然や妄想など
| Admin | Write | Comment |
カレンダー
10 2024/11 12
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
カレンダー
10 2024/11 12
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
最新コメント
[01/10 漆黒の向日葵]
[12/21 紀伊]
[11/24 如月]
[11/09 如月]
[03/06 雲]
プロフィール
HN:
朔雲
HP:
性別:
女性
趣味:
読書 映画鑑賞 音楽鑑賞 車 メカ
バーコード
ブログ内検索
カウンター
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

10時間の飛行機内、時間潰しのために、
戦国BASARAを買ったのです。(まだ無双もクリアしてないのに…)

とりあえず、
操作性の違いにトマドイ☆
政宗紹介文の『異国語を扱うクールガイ』に吹き出し☆
政宗の体の大きさにビックリ☆
ビジュアルに悶絶☆(六爪流すんげぇカッコイイ! でも出し方分からない。)
『奥州筆頭 伊達政宗、推して参る』に鼻血☆

よく分からないまま、分からないなりに、□ボタンだけで、
政宗・幸村・かすが・お市の『普通』をクリアしました。
でも『難しい』の政宗、飛躍的に難易度が上がって、
第三章から進めません(失笑)
アナログパッドめ…。親指が痛いじゃないか。

かすがが可愛い。
ビジュアル的には、BASARAの方が、お市・蘭丸は好きかな。
でも、BASARAをやっても、政宗はにゃんこにしか見えませんでした。
(たぶんもう病気)

ところで、EUの方には、歴史的騎馬像が多いですよねー。
どっかの王様、とか、どっかの家の領主、とか。
政宗への愛を試されている気分になりました。
(↑ どの辺が?と冷静にツッコミしてくださる方、募集中)

無駄話をしましたが、「つづき」より無双の幸政です。
徳川軍で大阪城をクリアするときのお話。
おばかな感じ炸裂です。



*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*

すべてお見通しだ!


大阪城・夏の陣。

豊臣の、死力を尽くした戦い。
先陣を切るのは真田幸村。
緋色の衣を纏い、鬼気迫る勢いで一人、徳川の軍勢をなぎ倒していく。

「…出るぞ、孫市。準備いたせ。」
「いいのか政宗?本当に幸村と戦っても?」
「天下は徳川のものとなったのじゃ。豊臣は、あるだけ混乱の火種になる。
民を思えば、このような無駄な戦、早く終わらせねばならぬ。」

意を決した、強い光を宿す政宗の隻眼は、
鋭く孫市を貫いた。

(本当は、幸村を死なせたくないって顔、してるのにねぇ。
うちの龍は本当に、アマノジャクなんだから…。)

ふっと息をつき、孫市は政宗の頭をくしゃりと撫でた。

「じゃ、幸村のバカを止めに行こう。俺は裏から回る。」
「わしは正面から当たる。」

二人軽く頷き合い、それぞれ軍馬に跨り出陣した。



「幸村!このような無駄な戦は止めよ!私情は捨てるのじゃ。」
「……できません……これが…この形でしか、
わたしには、己の生きた証を残すことが出来ないのです。」

真田丸で、幸村とくのいちと対峙する政宗。
くのいちを難なく退け、幸村の槍と政宗の刀が交わり、火花が散った。

甲高い、耳障りな音が、戦場の中でもやけに耳に響く。
一合、また一合と切り結ぶ幸村の槍からは、『退く』という選択肢が感じられなかった。

「…馬鹿め…」

政宗は、悔しそうに唇を噛み、その眉目を顰めた。

「不器用な男じゃ、真田幸村!
ならばわしはこの戦を止めるため、お主を倒す!!」

力では劣る政宗は、一瞬歩を退き、幸村の槍をかわす。
かわしながら刀を一閃し、幸村の体勢を崩すと、腰から愛銃を抜き取り、発砲した。

「…っぐっ……!」

鉛玉の衝撃に、幸村は膝を付いた。
致命傷は与えていない。鎧の強い部分を狙って撃ったからだ。

「一端…退きます…」

真っ直ぐに政宗を見つめる幸村。
その幸村の視線を受け止めながら、
政宗はこのまま、幸村が再戦を挑んでこなければ良い、と思っていた。


そして、合戦は終局へと向かっていく。
徐々に徳川軍が押し始め、大阪城へと迫っていったのだ。
豊臣の武将は次々と討ち取られ、討死していった。
そんな中、政宗は幸村の首級が上げられないことだけを祈っていた。

「大阪城へ突入せよ!!」
「秀頼の首をあげるのだ!」

口々に他の武将達が叫び、大阪城目指して馬を、歩を、兵を進めていた。



―――数刻後

「あのぉ…政宗殿…?」
「なんじゃ幸村。ちょろちょろとついて来おって。わしは忙しい。」

目の前の敵をばっさばっさと切り捨てながら、
政宗は背後の幸村に視線すら投げかけない。

「その、そろそろ、最後のミッションが発令されてから、20分経ちますし。」
「それがどうした」
「合戦が始まってから、30分以上経ちますし。」
「だから、それがどうしたのじゃ?」
「1ステージ、90分制限ですしね?」
「あぁもうごちゃごちゃと五月蝿い奴じゃの!
言いたいことがあるならハッキリと言わぬか!!」

こういったやり取りをしながらも、政宗は刀を振るい、愛銃を発砲し、鮮やかに跳躍する。
次々と足軽たちが倒れていき、撃破数も間もなく1000人に達しようとしていた。

「ですから!そろそろ大阪城に入ってはいただけませんか!!!」
「いやじゃ!」

即答する政宗。

「幸村、お前、そういってわしを大阪城におびき寄せ、
くのいちを使って城に閉じ込めたところで、家康公を襲うつもりじゃろう?」
「…なっ…なぜそれをっ!」
「ふっ馬鹿め!このステージ、もう3回目じゃ!!わしとて学習するわっ!」
「そんなっ!!!」

顔面蒼白になり、その場に崩れ落ちる幸村。

「大阪城に閉じ込めた後、わき目も振らずにわたしに走ってきて下さる政宗殿の、
その愛らしさを今日こそ"むーびー"に収めたいというのに!!」
「大馬鹿者め。そう易々と思い通りになどなるものか!」
「政宗殿~!!」

泣き、縋る幸村に、政宗はきわめて艶やかな笑顔を向けた。

「じゃが…そうだの…あんまりにもお前が哀れじゃ。
時間も時間じゃ。そろそろ終わりにしてやっても良い。」
「それは、まことですか政宗殿!!」

政宗の一言に、ぱっと表情を輝かせ、幸村は体を起こした。
その間にも、政宗はまた一人と斬り伏せる。

「あぁ。ただし、今この時、この場所でなっ!!」
「えぇっ?!」

瞬間、政宗の体が七色に発光した。

「えっ…えぇぇえぇええーぇえーーー!!」
「見ておれ!わしは竜ぞ!!天下を掴む!!!」

哀れ、幸村の悲鳴も虚しく、
千人斬りを達成し、フィーバー状態となった政宗に、一瞬で沈められた。

「幸村も倒したことじゃ。そろそろ大阪城へ向かうぞ、孫市!」
「…政宗ぇ…俺はあんまり、こういう事言わないほうだけど…
今のお前、ちょっと鬼畜だった…。」

意気揚々と大阪城へ馬首を向ける政宗に、
幸村を哀れと思ったのか、孫市がそっと呟いた。

拍手

PR
この記事にコメントする
NAME:
TITLE:
MAIL:
URL:
COMMENT:
PASS: Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
この記事へのトラックバック
この記事にトラックバックする
≪ Back  │HOME│  Next ≫

[151] [150] [149] [148] [147] [146] [145] [144] [143] [142] [141]

Copyright c 現実と妄想の果てに。。All Rights Reserved.
Powered by NinjaBlog / Material By Mako's / Template by カキゴオリ☆
忍者ブログ [PR]