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萌が止まらない戦国無双。
信玄のおちゃめっぷりににやにやが止まらない。

ついでに、信長をクリアしました。
Lvも50になりました。これでようやく次に進めます。

さ、「つづき」より、幸村の無双奥義について。
幸政でお下品ギャグ?です。


*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*

無双奥義


気づけば幸村を見上げる形で、畳の上に倒れていた政宗。
きょとんと見上げるその顔は、恐ろしいまでに黒い笑顔だった。

「幸村…わしは今の状況がさっぱりつかめぬのじゃが…」
「何をおっしゃいます、政宗殿。
政宗殿は、武田軍との戦いに敗れ捕虜となった身。」
「うむ。そこまでは、わしも理解しておる。
捕虜になった場合、普通は打首じゃな。それが、何故、このような状況になっておる?」

ぎちぎちと、幸村の手が政宗の手首に食い込んだ。
圧し掛かられる体は、鎧を纏っておらずとも、重かった。

「それは、此度の戦、この幸村の大活躍が故の勝利だったので。
お屋形様が特別に幸村に褒賞を下さったのです。政宗殿、あなたを。」
「…なんじゃとっ?!あのジジィ!!」
「政宗殿。お屋形様をそのように呼ぶとは、いけない方ですね。」

のんびりと、幸村は微笑んで政宗を嗜める。
別に武田信玄の事をどう呼ぼうが構わない、という風情ではあるが。

「で、幸村。わしを得てなんとする?奥州でも獲るか?」

喉の奥で、くっと皮肉気に笑う政宗に、目の前の男は微苦笑を漏らす。

「まさか。政宗殿が武田に捕らえられた時点で、奥州は落ちました。
龍のおらぬ奥州など、お屋形様の智謀をもってすれば、取るにたりません。」
「……言いおるわ。」

意志の強い瞳で、幸村をぎっと睨みつけた。
当の本人は、そんな事はどこ吹く風、と言った感じで、捕らえていた政宗の腕をひとくくりにまとめ、
空いた手で政宗の頬を撫でた。
今は邪魔な兜も鎧もない。

「政宗殿。あなたはわたしに下賜された時点で、もうわたしの妻なのですよ。」
「………はぁ?」
「ですから、政宗殿はわたしの、妻なんです。」
「…狂ったか、幸村。」

ふざけているのか、真剣なのか、表情からは掴めないことがまた恐ろしい。
政をしていたときよりも、目の前の幸村に恐怖を感じる。
有象無象の狐狸がごとき大名達を相手にするより、
何を考えているか分からないこの男に恐い。

政宗は、知らずこくり、と喉をならした。

「お屋形様も喜んでくだすっていたでしょう?」
「信玄が…じゃと?」

にこりと微笑む幸村に、先ほどまで目通っていた信玄を思い出す。

『ほぉ。おことが奥州の龍か。
越後の龍に比べ、随分と華奢な小童じゃな。』

この一言に、政宗はきつく信玄を睨みつけたことを覚えている。

『ほっほ。一丁前に眼光は鋭いの。愛い奴じゃ。』

馬鹿にされている、この状況に政宗はぎりっと唇を噛んだ。
そして、一折政宗めんこい、めんこいと愛で、幸村にやんわりと嗜められていた。

『して幸村、おことはこの龍が欲しいとな?』
『はい、お屋形様。』
『朴念仁じゃと思っておったが、幸村、そなた政宗を好いておったのか。』
『恥ずかしながら。』
『はっはっは。よいよい。幸村に嫁がきたの。』

よくよく考えれば、かなり侮辱的な会話だ。
ここまで思い起こし、政宗はふつふつと怒りがこみ上げるのを感じた。
敵に捕らえられた。これだけでも屈辱であるのに、
自害も許されず、首をとられるでもなく、挙句幸村の手慰みものにされるのだ。

「不肖、この幸村。かならずや政宗殿を幸せにしてみせます。
ですから、政宗殿もこの幸村の側にいてください。」

顔を寄せてくる幸村を必死で押し返そうとするが、腕が拘束されていてはそれも叶わず。
なんとか顔を背けることで口吸いを阻止する。

「馬鹿め!何が悲しゅうてお前の嫁になぞ…!
殺せ!こんな辱め、受ける言われもないわ!」
「政宗殿、大人しくしてください。」
「い・や・じゃ!放せ幸村っ!!」

暴れる政宗を見下ろし、ふぅと軽く溜息をつく。

「政宗殿、大人しくしてくださらないと、わたしも優しくはできませんよ?」
「優しさなど無用!情けも無用じゃ!さっさと殺すがいい。」
「殺しませんよ。ずっとお慕いしてきたのですから。」
「馬鹿も休み休み…」
「分からない方ですね。」

笑う幸村に、不穏な空気を感じた。
瞬間、政宗の着物は左右に割られ、むき出しの内股を撫でられる。

「なっ?!」
「はじめはゆっくり慣らしてから、と思いましたが、
政宗殿がそのような態度をとられるのであれば、仕方ありませんね。」
「…ゆ…ゆきむら……?」

「貫く!!!!」

「やめよ、馬鹿めーーーーー!!!!!」

幸村の立派なモノを一気にその身に埋められそうになり、
政宗は本能的に足をばたつかせた。
その足は、見事に幸村の急所を捕らえ、幸村はその場に悶絶したという。

「つ…つかいどころが違うであろうが!馬鹿め…!」

九死に一生(?)を得た政宗は、うずくまる幸村から逃れ、
武田信玄の元へ急いだという。


「はっはっは。幸村も嫁に逃げられちゃってては、まだまだじゃな。」
「馬鹿め!お主が面白がって、"嫁"だなんだといわなければこのような事にはならずに済んだのじゃ!」
「じゃって。おことみたいな可愛い嫁御が欲しかったんじゃもん。」
「嬉しくないわ、馬鹿め!」
「ほっほ。まっこと、愛い奴じゃのう、伊達政宗。」
「……うれしくなどないわ。」

頭を撫でられる心地よさに、赤面しつつ、すっかり政宗は信玄になついてしまった。
報われない幸村は、風林火山の軍略を用いる、智将・信玄からの手ほどきを受け、
現在、政宗嫁入り計画を実行中だという。

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