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日々の徒然や妄想など
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SE18巻から、妄想を搾り出しています。
狂気堕ちキッドの独白。

18巻の流れを受けて、ソウマカ←キド的な感じです。

大丈夫な方は「つづき」からどうぞ。


*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*

死の神


俺を『断片』と呼ぶそれの中に取り込まれて、
億千の思考が去来した。

そして、その先に見出したものが、シンメトリーを超える―――

無。

左右対称でない気になるのだ。
全てがなくなれば、気にもならない。

永遠の静寂。
暗黒よりも昏い虚無。

見たくない未来があった。
それを見なくても済むのだ。
この先に待っているものが、無、しか無いのであれば。

栗毛の少女と銀髪の少年が仲良く子を成していく未来。
そんなもの、刈取ってしまえば良い。

「森羅万象に、死を。
―――それが、死神の役割だ…」

俺は、俺自身に言い聞かせるように目を閉じた。
都合の悪い結末は見たくは無いから。

俺の体に流れ込み、浸透してゆく『無』へ誘う強大な力。
逃げるように、それに身を委ねた。

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