忍者ブログ
日々の徒然や妄想など
| Admin | Write | Comment |
カレンダー
10 2024/11 12
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
カレンダー
10 2024/11 12
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
最新コメント
[01/10 漆黒の向日葵]
[12/21 紀伊]
[11/24 如月]
[11/09 如月]
[03/06 雲]
プロフィール
HN:
朔雲
HP:
性別:
女性
趣味:
読書 映画鑑賞 音楽鑑賞 車 メカ
バーコード
ブログ内検索
カウンター
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

とりあえず、気を紛らわそうと書き始めていますが、
いかんせん痛みのため、また酷い状態になりそうですが。。。

ダメそうだったら、後日修正という事で。。。(なんだそれ)

幸政で、嫁シリーズの続きです。
そろそろ終わる…かな?


*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*

嫁、夜這いす。


政宗は今の状況を正確に把握できていなかった。

その夜は、夕方の幸村とのやり取りを忘れてしまいたくて、寝る前に酒を飲んだ。
少々深酒してしまったという自覚はあった。
けれど、早めに床に着いてしまえば、明日には酒気が抜けるだろう、と
いつもより早い時間に布団に潜り込んだのだ。
酒に弱いのに、良く飲んでしまうのは悪い癖だ。

「…ん…」

夜中、どうも体が重たく、目が覚めた。
ずしりと何かが圧し掛かるような重みは、息苦しさすら感じる程で。
ゆっくりと瞼を明けると、現実と結び付け難い光景が目の前に広がった。

「…ゆき…む……ら……?」

声が掠れている。喉が渇いているせいかも知れない。
水が欲しいと思う前に、ひやりとした手が政宗の前髪をかきあげて額に触れた。
酒のせいで火照りが残った体には心地よいのだが…。

何故幸村が目の前に?
しかも、何故政宗の寝所にいるのか?

頭の片隅に様々な思考が過ぎるが、いまいち目覚めが悪く、上手く結論までたどり着かない。

「みず…」

とりあえずの欲求を言葉に乗せると、目の前の男が柔らかく笑った後、
政宗の唇に温かい何かが押し付けられた。
咥内から喉を通る冷たい感覚が、口移しで水を飲まされているのだと理解させ、
同時に政宗の思考もはっきりしてきた。

「…ぅっ……んぅ?!」

思考がはっきりすると同時に、覆いかぶさる黒い影…もとい、真田幸村を押し返す。
急に政宗が暴れたためか、幸村もすんなり体を浮かせる。

「んな…?!…なっ…幸村?!」
「はい、なんでしょう政宗殿?」
「なぜここに…」
「夜這いにきました。」

さわやかな笑顔と供に告げられる言葉に、政宗は衝撃で二の句が告げられない。
硬直している間に、幸村は政宗の上掛けを剥いで、襟を寛げていく。
露わになる、夜目にも白いと分かる首筋に吸い付けば、政宗の体が反射的に震えた。

「ゆき…っ…おまえ……何…?!」

もはや混乱の極みに居る政宗に、きちんとした言葉を紡ぐことが出来なかった。
ただ幸村に成されるがまま、『抵抗』という言葉も思いつかない。

「大丈夫ですよ、政宗殿。これからの嫁は、閨事も率先するくらいでないと…。
特に、恥ずかしがり屋で照れ屋な政宗殿には、押しまくるくらいの方が良いかと思いまして。」
「!?!?!?!?!?!?!」

目の前の幸村が何を喋っているのか、もはや政宗には理解不能だった。
とにかく、今の状況が非常に不味いという事は理解できるのだが、
いかんせん酒の抜けきっていない体には力が入らない。
幸村の手と、唇によってどんどん暴かれる体は、自身の体でないほど、情けなく快楽に震えた。

「…っやぁ……止せ……」
「暴れないでください、政宗殿…大丈夫ですから。」

宥めすかして、政宗の体のいたるところに所有印をつける幸村。
その刺激に敏感に反応を返す政宗を見つめ、満足そうに微笑んだ。

「やはり、思ったとおり、政宗殿は愛される事が向いておられるようですね。」
「ちが…っ……」

快楽に従順な体で何を言っても無駄なのだが、政宗はその隻眼に涙をためて、
幸村から与えられる快楽を否定しようとした。

「政宗殿…大丈夫です。全てわたしに任せてください。」

政宗を見つめ、にっこりと笑う幸村はいつも通りの柔和な顔なのに、
政宗はただただ恐怖に顔を引きつらせてその顔を見上げた。

拍手

PR
この記事にコメントする
NAME:
TITLE:
MAIL:
URL:
COMMENT:
PASS: Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
この記事へのトラックバック
この記事にトラックバックする
≪ Back  │HOME│  Next ≫

[245] [244] [243] [242] [241] [240] [239] [238] [237] [236] [235]

Copyright c 現実と妄想の果てに。。All Rights Reserved.
Powered by NinjaBlog / Material By Mako's / Template by カキゴオリ☆
忍者ブログ [PR]