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日々の徒然や妄想など
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連載終了からかなりたっているし、
リヴァノラサイト様も少ないせいか、妄想が止まらない。

ミク聞きながら何やってるんだろう。
そう思う、夏休み最後の日。
(いや、雲は学生ではないので、夏休みとか関係ないんですが。)

そんなこんなで、多分需要はないけれど、
超自分のためにリヴァノラ。
それっぽい行為を臭わせる表現あり。
最終回間際です。

別件ですが、シュアブレでは殴られた後、ほぼ無理やり事に及ばれたに違いない。
そう思っている雲です。

興味のある方は「つづき」よりどうぞ。


*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*

愛情渇望症


短い呼吸音がする。
組み敷いた体は初めこそ抵抗していたものの、
次々与えられる感覚についていけないのか、
拒絶を表すように突っぱねていた腕は、縋るように首に回されていた。

哀れだと思う。
甘やかしたいと思う。
けれど同時に、壊したいとも、虐げたいとも思う。

全てを生かすために必要な生贄だと知り、それを隠していた眼下の人物に
腹立たしさを覚えるのと同時に、自身の不甲斐無さを痛感した。

『フヌケ野郎』と呼ばれることが多いが、実際その通りだ。
自分に出来ることはあまりにも少なくて、子供じみていて、
その子供じみた行動が、この行為だ。

誰にも、どこにもやりたくない。
どうにかして引き止めておきたい。
全部、全部、自身のワガママで。
なんで話してくれなかった?頼ってくれなかった?
全てを自身で抱え込もうとして。
いつも、ただぎゃあぎゃあ騒ぐだけで、ちっとも強くないのに、
どうしてこういう時だけ頑固で意固地で、誰にも頼ろうとしないのか。

愛情を知らずに施設の中で、ただただ自身の魔力を制御する術だけを学ばされて。

「…どうしてっ…アンタは……そうして一人で抱え込む?ガキのくせに!」

腹立たしさと苛立たしさをぶつけるように腰を打ち付ければ、
噛み締めていた唇から吐息がこぼれて、リヴァンは少しだけ気が晴れた。

「っ…ふっ……ぁっく……」
「オラ、啼けよ。声、噛まずに…聞かせてくれよ、あんたの声。」

泣いて、詰って、責めてくれたら。
いっそ楽なのに―――。

「アンタが…声もなく泣くから……こんな時くらい、泣きつきゃ良いのに……」
「だ…っれが……!フヌケ野郎なんかにっっ……」

圧迫感と秘部に出来ただろう裂傷で、苦しくて痛いはずなのに、
それでもノラは色違いの目でリヴァンを睨みつけた。
紅と金。
そのどちらにも、自分が映っていて、リヴァンはちょっとだけ満たされる。

「…もう…面倒くせー…アンタが何時までも強情張るなら、俺が壊してやる。」
「へっ!出来るもんなら…やってみやがれっ!!」

気丈なのか生意気なのか、リヴァンの首に腕を回した状態で啖呵を切ったところで
まったく効果はないのだが。
敢えて指摘せずに、リヴァンは行為を続けた。

与えられた時間はあまりにも短く、言葉よりも行為で伝えたかった。
どうせ、この理解力の低い子供には伝わらないし、
何度も同じ事を言うのは面倒くさい。

首に回された腕に力が込められる。
憎まれ口を叩くために開かれた唇からは、甘い吐息しか出てこなかった。

手放したくない。
この存在を世界の犠牲になどしたくない。
ノラを失って保たれる世界など、リヴァンには興味がなかった。

「アンタが居なくなったら…俺のこの渇きは誰が潤してくれるんです?」
「…っ……し…るか……ょ…ンなこと…ふぁっ…んん」

一番反応を返す場所を何度も何度も攻めれば、
いよいよノラの言葉は意味を成さないものになる。
こうしてこのまま時が進まなければ良い。

「もう…アンタなしじゃ俺は生きていける気がしねぇ…」

求めても求めても、この渇きが癒えることはない―――。

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